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2026-01-17 i の平方根・そのまた平方根 1 の原始8乗根・原始16乗根
問題 y2 = −1 を満たすような数 y について、 x2 = y を満たすような x を求める。三角関数・複素関数を使うのは反則、作図による解法も反則とする。
−1 の平方根 √−1 を i とする――という話を聞いたとき「そのまた平方根 √i は?」ってのは、素朴な疑問だろう。「純粋に代数的に x2 = i を解け」というのは、意外とトリッキーな問題だ。
三角関数を使えば一発だが、それが禁じられた場合、一つの方法は、4次方程式の問題として解くこと。最速の解法ではないにせよ、4次方程式なら、やれば一応、必ず解ける。別の方法として、「二重根号処理」の考え方を使い、直接 i の平方根を求めると、高速に同じ結論に至る。
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2026-01-15 n が奇素数の累乗のときのガウス和(後編)
「前編」では n が《奇素数の偶数乗》の場合を扱った。続いて《奇素数の奇数乗》の場合について。
n が《素数の累乗》のときのガウス和についての議論では、「二重の指数」を操作すると同時に、「ある種の部分和たちの総計」という「二重の総和」を考えることになる。どうしても記号的には少しゴチャゴチャするが、内容的に難しいわけではなく、結論もシンプル。
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2026-01-13 ガウス和・付録/Hua バージョン
1985年、東京での講演の終わりにホワ(华罗庚, Hua Loo-Keng)は心臓発作を起こして演壇で倒れ、そのまま亡くなったという。エルデシュ(Erdős, エルドゥーシュ)の語った「理想の死に方」を連想させる…
オイラーのように去りたいね。講演中に、重要な証明を黒板に書き終える。聴衆の誰かが声を上げる。「一般の場合には、どうなりますか」
ぼくは聴衆の方を振り返って、ほほ笑む。「それは、次の世代にお任せします」
そう言って、ぶっ倒れるんだ。
ホワは1940年台に米国に滞在し、イリノイ大学で教えているので、エルデシュと接点があった。「接点があった」どころか、1954年、エルデシュがオランダでの学術会議に出席したとき、米国への再入国ビザの発行を拒否された理由の一つは、ホワと手紙をやり取りしたことだという†。何でもかんでも「スパイ容疑」にされてしまった、マッカーシー時代の疑心暗鬼…
ホワは、正式な高等教育を受けたわけではないが、独学で数論を学び、国際的に活躍した。ハーディーが1910年代にインドのラマヌジャンを「発見」して英国に呼んだのは有名な話だけど、1930年代には中国のホワを英国に招いている。ラマヌジャンとのロマンチックな出会いと別れのせいで、才能を発掘する使命を感じていたのかもしれない。
ともあれ n が《素数べき》の場合のガウス和について、ホワによる整理はピリッとして面白い。そのアイデアを紹介。
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2026-01-11 n が奇素数の累乗のときのガウス和(前編)
正九角形のマイナーな性質…
図のように半径 1 の円に内接させたとき、頂点 1, 2, 4 それぞれの横座標の積は −1/8 に等しい。それらの横座標は、作図から 0.75†, 0.15, −0.95 くらい、 0.75 × 0.15 × (−0.95) = 約 −0.11 だが、正確に計算するとちょうど −0.125 = −1/8 に。この積は、モリーの法則(Morrie’s law)――ノーベル物理学者ファインマンのお気に入りだった数式――と呼ばれるものの一種。
一方、正九角形の頂点を「三つごとに一つ」(二つ置き)の割合で選ぶと、各頂点の横座標の和も、縦座標の和も 0。例えば頂点 1, 4, 7 の横座標の和は 0.75 + (−0.95) + 0.15 = −0.05 くらいだが(頂点 7 の座標は、頂点 2 の座標と横が同じで縦が −1 倍)、正確に計算すると 0、縦座標の和は 0.65 + 0.35 + (−1.0) = 0 くらいだが、これも実は正確に 0。
正25角形や正27角形など、《奇数の平方》角形、《奇数の立方》角形などの頂点は、多かれ少なかれ同様の性質を持つ。一般に、この種のことは三角関数の問題として扱われることが多いが、ガウスはそれを「指数の整数演算」で軽妙に扱った。「三段重ねの親亀・小亀・孫亀」のような「指数の肩のプチ指数」の繊細な操作。結論はともかく、手法は結構面白い。
† 頂点 1 は、 1 の原始立方根 ω = (−1 + i√3)/2 のそのまた立方根 3√ω = 0.76604 44431… + i⋅0.64278 76096… に当たる。つまり 1 の9乗根。その横座標「難路無理多し」は 4 が四つ続くのが印象的。縦座標は「虫に菜っ葉」。
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2026-01-09 n が合成数のときのガウス和(後編)
中編では、 n が「互いに素な二つの因子の積」である場合のガウス和について検討した。得られた成果を応用すると、 n が三つ以上の(互いに素な)因子から成る合成数の場合についても、容易に扱える。これによって、原理的には、任意のガウス和の値を決定できる!
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2026-01-07 n が合成数のときのガウス和(中編)
n が「互いに素な整数の積」に分解されるとき、それに対応して、ガウス和も「ガウス和の積」に分解される。
前編では、 n = 15 = 3⋅5 の具体例について、(1 の原始15乗根に関連する)ガウス和を一応検討した。今回はより一般的に、合成数 n が「互いに素な因子 p, q の積」に分解される場合の(1 の原始 n 乗根に関連する)ガウス和について、その「分解」の原理を解明したい。
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2026-01-06 「1 の原始 n 乗根」とその性質
「1 の原始 n 乗根」の意味と、その基本性質について。
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2026-01-05 n が合成数のときのガウス和(前編) 駅を飛ばす各駅停車
駅の名前を r0, r1, r2, ···, r14 として基点を r0 とするとき、 r1 → r2 → r3 → ··· の順で進むオーソドックスな各駅停車に乗れば、もちろんどの駅にも行ける。
r3 → r6 → r9 → r12 → r0 の順でグルグルする快速電車(3駅ごとに停車して、間の2駅を飛ばす)に乗った場合、当然ながら、何周しても《指数が 3 の倍数》の駅にしか行けない。 r5 → r10 → r0 → r5 → r10 → r0 を繰り返す環状線の急行に乗った場合も、同様に《指数が 5 の倍数》の駅にしか行けない。
「全駅に止まる」のが「原始15乗根」のイメージ。いわば純正な「良い」15乗根。「何周しても止まらない駅がある」のは「非原始15乗根」のイメージ。いわば粗雑な「不良」15乗根。
r だけが「良い」とは限らない――「駅を飛ばす」快速が、各駅に止まることもある。
r2 → r4 → r6 → ··· と駅を一つずつ飛ばす電車は、最初《指数が偶数》の駅にしか止まらないけど、 r14 の次の停車駅は r1 なので、2周目には《指数が奇数》の駅に止まり、結局、全駅に止まる(例えば r1 を r16 として訪れ、 r3 を r18 として訪れるが、 r15 は r0 の別名、 r3 は r18 の別名、等々)。 r2 も、その整数乗 (r2)N = r2N が「各駅停車」になるという意味で、 r1 同様、「純正」な15乗根――群論の言葉でいえば「生成元」――だ。
r7 → r14 → r21 (= r6) → ··· の「7倍快速」も、またしかり。「7倍快速」は超速そうで、事実 r7 にいる人が r14 に行きたい場合、ノンストップで目的の駅に行ける。けど r7 にいる人が隣の r8 に行きたい場合、「7倍快速」に乗るとひどい目に遭う――どんだけグルグルするんだ、というほど何周もさせられてしまう(隣の駅に行きたいだけなのに)。それでも各駅停車には違いないので、乗ってれば、そのうち r8 にも(どの駅にも)ちゃんと止まってくれる。
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2026-01-03 n が「4 の倍数 + 2」のときのガウス和と「ビーナス定理」
《ガウス和の符号》シリーズ。第1部では n が奇数のときのガウス和(特にその符号)について検討し、「基本のガウス和」に関しては問題を解決、 n が素数の場合については「一般のガウス和」に関しても問題を解決した。続編に当たる第2部では、これまでのところ n が 4 の倍数のときのガウス和について検討し、「基本のガウス和」については問題を解決した。「基本のガウス和」以外の「一般のガウス和」に関しては道半ばだけれど、それは「符号が未確定」というだけで、符号以外の(実部ないし虚部の)絶対値は確定済み。
ただし n が「4 の倍数 + 2」のケース(n = 2, 6, 10, 14, ···)に関しては、これまで全く扱わなかった。第2部を完結させるに当たって、このケースを片付けておきたい。
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2025-12-30 n が 4 の倍数のときのガウス和(後編) みずよろしい
問題1 「ひし形は、対角線によって、二つの合同な三角形に分割される」ことを証明せよ。
たわいもない小学生の算数だが、これがガウス和(n が 4 の倍数の場合)の符号決定の重要な鍵となる。
解 ひし形 OPQR の対角線 OQ を考える。ひし形は、この対角線によって △OPQ (以下「黄色三角」と呼ぶ)と △ORQ (「水色三角」)に分割される。黄色三角と水色三角は、どちらも OQ を底辺とする二等辺三角形(なぜなら、ひし形の四辺は長さが等しい)。よって、黄色三角・水色三角は、対応する三つの辺がそれぞれ等しいから、合同。∎
△OPQ と △ORQ は合同なので、対応する ∠POQ と ∠ROQ は大きさが等しい。言い換えると、 ∠POR は ∠POQ と ∠QOR に二等分される。
問題2 一辺の長さ 1 のひし形 OPQR の内角 ∠O を θ とする。対角線 OQ の長さを求めよ。
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2025-12-23 n が 4 の倍数のときのガウス和(前編) ふたやふたやよ
次のような和 W を考える。
n = 4 の例。 1 の原始4乗根(§7)のうち偏角 90° のものを r とする、つまり r = √−1 = i と。
W = r0 + r1 + r4 + r9
は何になるか(r の肩の指数は、四つの平方数 02, 12, 22, 32)。 r4 = 1 に留意して、指数を簡約(4 で割った余りで置き換える):
W = r0 + r1 + r0 + r1 = 2(r0 + r1)
4項の和のうち、前半2項と後半2項が同じ値の反復。もちろん = 2(1 + i) = 2 + 2i、あえて書けば √4 + i√4 だ。
同様の計算をすると n = 12 なら W = √12 + i√12 になり、 n = 16 なら W = √16 + i√16 になる(= 4 + 4i)。要するに n が 4 の倍数なら W = √n + i√n になる、ってことは予想がつく。こんなきれいで単純なパターン、簡単に証明できそうに思える。大数学者ガウスも、このパターンを発見したとき、自信たっぷりにそう考えたに違いない。
ところで √2 = 1.41421356…(
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2025-12-20 第二の恒等式 n が偶数の場合のガウス和
n が奇数のときの「1 の原始 n 乗根に対応するガウス和」について一通りの紹介が済んだので、今度は n が偶数の場合を検討してみたい。
n が奇数・偶数両方の場合を
現代の教科書では「重要でない・必要ない・そんなことやってる暇はない」と偶数ケースを無視し、 n が奇数(特に素数)の場合だけを扱うのが通例かもしれない。われわれは有用性や効率によってではなく、美しさによって道を選ぶ!
ガウスはインスピレーションに導かれて (m, μ) に関連する公式を巧妙に使い、「1 の原始 n 乗根に対応するガウス和の符号決定」という難事業を達成。「さすがは天才!」――と言いたいところだが、ガウスは(現象そのものについては予想できたものの)なぜそうなるのか、なかなか証明できなかった。4年3カ月の試行錯誤、大変な苦労、数え切れないほどの挫折と再試行の繰り返しの末、ようやくこの細道を発見、そこからさらに丸3年を費やして「細道」を整理・整備して、分かりやすい形にまとめたのだった。「才能」の90%は「努力」なのかもしれない。
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「チラ裏」は、きちんとまとまった記事ではなく、断片的なメモです…
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2025年9月26日 フェルマーの最終定理 n = 7 の場合
2025年5月31日 四次元サイコロ「目」は幾つまで?
2025年4月14日 「ニュートンの式」軽妙な入門 ライヒシュテインによる
2025年4月6日 1 + 1/22 + 1/32 + … = π2/6 の別証明 ☆総和記号不使用☆
2025年1月16/19日 なぜ 1 + 2 + 3 + 4 は 5 の倍数か? / 12 + 22 + 32 + 42 + 52 も 5 の倍数
フォン・シュタウト&クラウセンの定理
2025年1月11日 Verlaine の「秋のうた」 日本語訳3種+原文解説
2024年6月11日
Linux の Live OS 気軽にいろいろ試せるよ
2024年4月11日 正17角形は作図可能? 複素数を使わない気軽な散策
2024年1月12日 十六元数の零因子 君は 0 を割ることができるか?
初等的証明に成功! 世界初かも?
2024年1月17日 Moufang 恒等式の同値性 初等的証明
これも(ネットでは)世界初かも。教科書的には autotopism を使うのだが、そんなややこしい概念は必要ない。
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〘→ 最近のメモは「遊びの数論」に〙
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![2016 = (28+28+28)×[28−(28+28+28+28)/28]](/image/2016/2016-28.png)
Map の長所、splice より速い要素挿入法も紹介。 〔最終更新: 2023年4月1日〕
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